矯正治療に魅力を感じているのですが、私はすでに30歳を過ぎています。30～40代からでも矯正治療を受けることはできるのでしょうか？
港スワン歯科・矯正歯科からの回答
矯正治療を始めるのに決まった年齢はありません。一般的には、「永久歯が生えそろったばかりの子供の頃に行うもの」というイメージがありますが、30代や40代、50代以上でも可能です。むしろ、大人（成人）になってからの矯正治療にはさまざまなメリットがあります。今回は、40代で矯正治療を行うメリットと、矯正治療の内容についてご説明します。
40代から矯正治療を始めるメリット
40代からの矯正治療は、ご自身の意志で始められることがほとんどでしょう。その理由は主に、歯並びの悪さに対するコンプレックスからではないでしょうか？ とくに、営業職や接客業など人前に出る機会の多い方は、ご自分の歯並びをとても気にされるでしょう。
子供の矯正治療は治療可能な期間や矯正器具の選択肢が限られており、保護者の意向で始めるケースがほとんどですが、40代の大人になってからは、ご自身の任意のタイミングで開始できます。さらに、自分の意志で治療内容を選べることも、成人矯正のメリットです。さまざま矯正器具の中から、歯並びに合った治療法や治療にかかる費用、使用する装置など、自分の理想と経済的な範囲内で最適な治療法を選べるため、選択肢の幅が大きく広がります。
ほかにも、顎の成長が完了しているため、治療計画を立てやすいこともメリットの一つです。子供の顎は成長過程であり、歯が自然に動く力を利用して矯正治療を行うため予測しづらい部分もありますが、大人の場合は成長しきった顎の形状に合わせ性格な治療計画を立てられます。
さらに、歯並びが悪いとお口の中の健康も悪化しやすくなります。ブラッシングの際に歯ブラシの毛先が細部まで届きにくく、歯垢を取り除くのが難しくなり、むし歯や歯周病の原因になるのです。30歳以上の約80％が歯周病かその予備軍（※）とされており、歯並びを整えることで歯垢や歯石が溜まりにくい口腔内環境を作り、大切な天然歯を長く使い続けましょう。
矯正装置の発展でお口への負担が少なくなっている
矯正治療ではメタルブラケットと呼ばれる金属製のボタンをつけ、ワイヤーで引っ張る装置をつけるイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか？ ブラケットのつけ始めはお口の中に違和感があり、粘膜を傷つけやすいため口内炎ができやすくなるなどのデメリットがあります。また、装置を着けているのが目立ちやすく、ワイヤーで歯に少しずつ力を加えて引っ張るため、痛みを感じる場合がありかす。しかし、近年はブラケットやワイヤーを使わない矯正装置が登場しました。それは、透明のマウスピース型の矯正装置を使う「インビザライン」です。
インビザラインのメリットは透明で目立ちにくい点と、必要なタイミングで取り外しができる点の2つにあります。透明のマウスピースはつけていることが分かりにくく、食事やブラッシングの際に取り外しができるなど、日常生活で不便を感じにくくなっているのです。また、ブラケットやワイヤーを使用しないためお口の中を傷つけにくく、口内炎になりにくいのも特徴です。金属を使わないため、金属アレルギーの心配もありません。
インビザラインの作製時には光学印象機器でスキャンを用い、3Dスキャニングシステムによって患者様の口腔内の中のデータを読み取ります。取り込んだ3Dのデータから歯が動く様子をシミュレーションで確認し、治療終了までのすべてのマウスピースを一度に作製できます。インビザラインの登場によって、これまでの矯正治療のネガティブなイメージや概念がガラッと変わったと言えるでしょう。
通院回数を抑えられるため、ながなが通院できないお忙しい方にもおすすめです。
港スワン歯科・矯正歯科 院長より
当院が属する「医療法人スワン会」は、『Invisalign BLACK DIAMOND PROVIDER(インビザライン ブラック ダイヤモンド プロバイダー) 』を受賞。これは、インビザライン治療を行うドクターには世界共通のランクが設定されていて、当グループは上位1％に属する最上位の「ブラックダイヤモンドプロバイダー」の認定を受けたものです。国内最多の年間500症例以上を達成した実績が評価されました。
当院でもインビザラインを使った多くの症例があり、ドクターの経験も豊富なため安心して治療をお受けいただけます。